亀頭のぶつぶつは、フォアダイスかコンジローマ

亀頭や冠状溝や陰茎などに小さいぶつぶつが観察される場合があります。ほとんどは男性ですがまれに女性の小陰唇でも発生しますが、原因としては大きく分けて二種類を指摘できます。痛みもなく放置しておいても問題ないとされているのが、フォアダイスと言うものです。

フォアダイス(真珠様丘疹)とは、亀頭のカリや陰茎などに先天的に微細な粒状の腫瘍が形成されるもので、痛みはなく大きく成長したり、悪性化するリスクはありません。脂肪の塊がイボ状に成長したものが多くを占めますが、なかには包皮腺が過剰発達していることもあるとされます。いずれにせよフォアダイスである限りは、放置しておいても特に弊害はありません。

しかし亀頭ブツブツの二大原因のひとつコンジローマの可能性があります。フォアダイスもコンジローマも痛みは伴わない点で共通しているので、素人目には正しく判断をすることは不可能です。見た目もよくないため亀頭ブツブツ除去を選択する方が増えています。

痛みがなくても性病のリスクが、亀頭ブツブツ除去がおすすめ

亀頭のカリ周辺や陰茎に出来るブツブツのなかでも、積極的に亀頭ブツブツ除去.に取り組むべきはコンジローマです。コンジローマはヒトパピロマウイルス感染を原因とする性病の一種で、痛みのないイボ状の腫瘍が発生するの病気です。

放置しておくとイボの数が増えたり、サイズが大きくなり鶏冠やカリフラワーのような外観を呈するようになり、日常生活にも支障をきたすことがあるのです。治療は抗ウイルス薬軟膏が選択されることもありますが、効果の確実性の点では外科的に亀頭ブツブツ除去が勝ります。

亀頭ブツブツ除去は具体的には、レーザーを照射したり電気メスで焼くなどを行なうことになります。
亀頭ブツブツ除去は外科的にぶつぶつを除去するので痛みの問題があります。最近では痛みへの不安感が強い患者さんが多いことから、亀頭ブツブツ除去に際して麻酔を複数組み合わせるなどして負担の少ない手術を受けることが可能になってきました。

まとめ

亀頭や陰茎に痛みのないぶつぶつが複数発生しているのを、発見することがあります。原因としては放置しておいても問題のないフォアダイスと、治療が必要な性病の一種であるコンジローマの二つが想定されるところです。医師でもない限り外見では判別することが困難なので、医療機関を受診して判別するのが安全です。

仮に良性のフォアダイスでも、見た目の問題もあるので亀頭ブツブツ除去が選択されることがあります。痛みへの不安に対応して、亀頭ブツブツ除去に際し複数の麻酔が組み合わせるなどの治療が普及しているようです。